論文、検証、技術資料
- 【検証・実験】電磁誘導法 鉄筋探査機による鉄筋径推定の測定誤差の検証
＜使用機器＞
鉄測 EM-01A 計測技術サービス社製
＜検証・実験内容＞
本検証・実験は、よくお客様からご質問を受ける非破壊検査での鉄筋径の測定方法の１つである
『電磁誘導法による鉄筋径の推定精度』を実際の工事現場の配筋図を模擬して検証を行った。
検証に用いた配筋状況は、かぶり厚さ測定に於いて誤差が多く発生しやすい柱・梁の配筋図を元に鉄筋を組み、アクリル板を利用して検証を行った。
＜検証・実験結果＞
鉄筋ピッチが広い時の帯筋やあばら筋（交差する手前側の鉄筋）はカタログ仕様の通り、
±1規格以内で測定出来ることが確認出来た。（鉄筋深さ50ｍｍ迄）
しかし、交差する奥側の鉄筋（主筋）の測定に於いては、
測定誤差が非常に多く発生してしまい、非破壊検査だとしても許容できる誤差範囲内では無かった。
※検証・実験結果は、必ず同じ結果となることは無いとお考え下さい。
※本検証・実験は、一定の機種の優位性や劣勢を示すものではありません。
※検証に使用した機器は、チャンピオン機ではありません。
※当社の許可なく無断転用は禁止です。
※当社で所有の機器である為、同型番の他機器が必ずしも同結果を表示することを説明したものではありません。
※現状のレーダ探査機には、完璧な機器はありません。また No.1 の機器もありません。
より正確で高いレベルの探査を行いたい場合は、探査状況や探査目的に応じて適切な機器を選択して探査することをオススメします。
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